デンマークにロラン島ってとこがあります。
今は、風力発電の島として知られていますが、昔は(40年ほど前、オイルショックの頃)、原発の建設予定地になりました。
安全で経済的なエネルギーといわれており、すぐに導入されそうだったものの、市民...一般市民は、よく分からないもの是非は決められず、判断する為の勉強をしっかりできるように3年の時間を欲しいと...。
その期間が認められた事もさることながら、その間、第3者委員会みたいない機関が、ガイドブックを発行。
ガイドブックは、原発の賛否両論、メリット、デメリットが、きっちりと「公平に」記載されていたという。
で、最終、ロラン島では、原発には「ノー」という立場を取りました。
現在、原発建設予定地だった場所には、風力発電機が立ち並びます。
自然エネルギーが盛んな地らしく、個人所有の風力発電機を家の裏に立ってたりしています。
それが可能なのは、売電のシステムがしっかりしているからです。
利害も多かろうに、でもこれが民主主義なのですよね。
日本には、マスコミ、政治家、役人、講演会に票田。
電力会社はじめ、大きな企業への天下り...
日本には、民主主義を貫けない仕組みというか、文化があるのか。
いや、仕組みの問題でなく、国民が民主主義に責任を持って臨まない国民があるのかのように思います。
TPPも、内容は分からないし、だれが、どんな権利と責任で、どんな理由で決めているのかもよく分からない...?
まァ、おいといて。
自然エネルギー下での生活者は、雨水をため、自家発電の電力を使い、つつましやかに(みえる)生活をしています。
そして、とても幸せそうです。
ネオン街もいいけれど、夜は暗い...、って当たり前の生活もいいように思います。
幸せの条件にネオン街はないのだ。
さて、どんな生活を選択するかは個人の自由ですが、政治には、ちゃんと関わる行動を伴った意思が必要です。
人任せはいけません。
国益を損なう政治家、自己省庁主義で、不誠実な役人、不平等なマスコミ...、利権にしがみつく利己主義な天下り
大手企業...。
許してはいけません。
許しているのは、政治に本気で関わらない、人任せにする一般市民です。
僕たちは、政治を人任せにするのでなく個人個人で、ちゃんと考えなくてはいけません。
僕も人任せ体質ですが、日本のダメという訳ではないけど、国際社会の中ではダメですね。
デンマークのロラン島では、40年前、エネルギーを選択したと同時に、生き方も選択したのです。
大きな選択を、皆が個人個人で考え、下したのでした。
日本人は、いつ、自分で、自分の将来を、責任を持って選択できるんだろう?
あぁ~あ。
大阪では、知事、市長の同時選挙があります。
知名度、耳触りのイイ公約などに惑わされず、主張の内容を吟味し、投票にのぞみます。