アメリカカンザイシロアリってのが、10年ほど前から、北米大陸からやってきているのだ。
今までのシロアリは、床下の湿った場所で繁殖、家の土台や、柱も下の方からガブガブ食べちゃいます。
建築基準法で、新築時に床下のみに防虫対策が定められています。
さて、アメリカカンザイシロアリは、カンザイ(乾材)という名前のとおり、乾いた木材を好みます。
つまり、防虫対策されていない天井裏から、家全体、はては家具ででも繁殖します。
床下をチェックするだけじゃ見つからないから、発見も難しいそうです。
幸い繁殖力は、在来のシロアリよりほど強くないので進行も遅いのですが、気づいたときは被害でボロボロってこともあるそうです。
米国では、家全体をシートで覆って、薬剤で駆除するそうですが、日本では、同じことができたとしても、すぐに、近隣の住宅からやってくることもあるそうです。
入ってくるのは、輸入家具や輸入木材。
水際で防ぐのが一番ですが、すり抜けてきたのなら、地域全体で駆除、防虫しなきゃ効果が薄いので大変です。
ん~、困った困った。
細菌やウィルスもそうですが、目に見えにくい、見えないものって、一層怖さが高まりますね。