緯度がフランスのワイン産地ボルドーと近い...、ってなことで中国遼寧省のカラチンってとこで、ワイン用のブドウの生産をはじめようとしたらしい。
それが2007年の事で、4000ヘクタールのトウモロコシ畑を、ブドウ畑に転換したそうな。
もちろんボルドーも視察したし、カラチンのブドウはワインに適してるってニセの実験結果も用意した。
さらに、ワインの会社も進出し、醸造施設も整えたらしい...。
でもでも...、ブドウは一向に実らない...。
どうやら、緯度は近くても...、冬は氷点下30度にもなる寒冷すぎる気候は、ブドウには厳しすぎるようでした。
そりゃそうだ。
ブドウは、本来生命力の強い植物ですが、いくらなんでもねぇ~。
ブドウの生育には、緯度でなく、気候と土壌って自然の恵みが必至です。
たしかに、よく似た気候は、同じ緯度で見られがちです。
ワイン産地の緯度は一定幅ですし、南半球にも当てはまります。
南半球といえば、20年ほど前から、南アフリカのワインとかって、相当注目されていましたし、その前はチリも。
ようやくチリワインのグレードが上がってきましたが、時間がかかりますね。
でぇ、中国は、カラチンエリアでのブドウ栽培は無理だという結果を受け入れたの、なんと2015年。
あんなに広いんだから、探せば、ぶどうぐらいが実る場所ありそうなのにね。
でも、下手にブドウが実って、クソまずい怪しいものを売り出して、中国ボルドーなんてのが出回るってことになったら、嫌だなぁ~。
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